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shadeで作成した水晶玉動画 

Shadeで作成した水晶玉動画

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 水の入ったコップに日光が当たると、卓上のコップの影に、キラキラとした光が映ります。
 これを コースティクス と言いますが、Shadeでコースティクスの設定をして上のような動画を作りました。
 …とはいえ、ちょっとピロピロしてて不自然なんですが、まぁいちおう綺麗なので…。

動画作成についての簡単な説明


▲Shade 3D Basic Ver.14
 Shadeの作成風景です。
 画面にいろいろあって難しそうなソフトウェアに見えますが、これでもかなりわかりやすくなっていると思います。



▲Shadeの動画作成インターフェース
 動画の作成画面です。
 カメラを選択している状態です。

 画面右上の「ブラウザ」を見ると、「パス」という名前のフォルダに「カメラ」が入っています。

 「パス」というのは、「任意の軌跡」のことで、この「パス」のフォルダに入った形状は、すべてこの「任意の軌跡」に沿ってグリグリっと動きます。

 「球」や「四角錐」や「線」などの普通の形状のほか、「カメラ」や「光」も同じ「形状」として扱います。いずれも「パス」で動かす対象にできます。



▲「パス」の動きとしてのスライダ
 「パス」には動きとしてのスライダがあって(画面右下の”パス”とか”範囲”とかの表示がある付近)、このスライダを左から右に動かすと、「任意の軌跡」の開始点から終了点まで、「パス」のフォルダに入った形状が動きます。

(ここでは「任意の軌跡」は楕円形です)



▲Shadeの動画作成画面(モーション)の説明
 画面の中央にデンっと位置している上り坂になっている青いグラフは、左下が「パス」のスライダの開始点、右上がスライダの終了点に対応しています。

 グラフは「時間(グラフの横軸)に沿ってスライダを左から右へスーッと動かす」という意味になっています。

 これが下り坂のグラフなら、スライダを右から左へ逆方向へ動かすという意味、ジグザグなら、スライダを右や左へ繰り返し動かしているという意味です。サインカーブになっていれば、たぶんフワフワ~っと動くと思います。

 「パス」がどんな形の線でも、その開始点から終了点の形に沿って形状が動きます。

 わかりやすくするために「パス」だけを説明しましたが、「パス」のほか、「直線移動」、「回転」、「拡大縮小」などの動きもあります。

 Shadeの動画作成は、そういうインターフェースになっています。

 カメラのほかに光も同じ方法で動かしているんですが、いまいち動画のほうでその効果がはっきりと表れなかったようです。(-\-;)

作ってみよう


▲水晶玉の表面材質
 左図は水晶玉の設定内容です。
 設定値は1とか2とかわかりやすい値になっています。
 まずは球を用意して、左図と同じ表面材質にします。
  • 球を用意。
    Shade 操作
    ツール メニュー>作成一般 など。
  • 表面材質を設定。
    Shade 操作
    統合パレット >材質 タブ
    • ▼基本設定 欄

      • 拡散反射>0 にする
      • 反射>1 にする
      • 透明>1 にする
      • 屈折>2 にする
         
    • ▼効果設定 欄

      • フレネル>1 にする
    …ただし、球にこの設定をしただけでは、いまいち面白い形状にはなりません。
     床や光を表面に反射させて初めて面白い形状になる設定内容です。以下の3点を行ってください。
  • 簡単に床を作成
    Shade 操作
    ツール メニュー>作成一般長方形 など。
    ちゃんと球が床に乗るように、床の位置を調整してください。
     
  • 光源を動かして逆光にする
    Shade 操作
    統合パレット光源 タブ>地球儀で逆光になるようにクリック
  • フォトンマッピングにする
    Shade 操作
    レンダリング メニュー>レンダリング設定(E)
    大域照明 タブ>大域照明: プルダウンメニュー>フォトンマッピング を選ぶ(特に設定をいじらない)
 この3点を実行してレンダリングすると…


▲水晶玉
 それだけで左のような画像が得られるはずです。
 光の照り(てり)方が いまいち なときは、光源の地球儀をクリックしなおして、光の当て方を変えてください。逆光で、なおかつ上から照り下ろす感じにすると良いです。



興味深い設定を見てみよう


▲大域照明>コースティクス
 上記の説明のとおりにして左図のように形状を複数作りました。
 これからいくつかの興味深い設定を見ていきましょう。



▲面の分割

興味深い  面の分割

 下記のように設定すると、ゴツゴツがなくなり美しい曲線になりました。
Shade 操作
レンダリング メニュー>レンダリング設定(E)
基本設定 タブ>面の分割: プルダウンメニュー>最も細かい にする



▲自然なコースティクス

興味深い 2 コースティクスの設定

 下記のように設定すると、光の粒がおさえられて、自然になりました。
 四角錐の 影 の中に映る光(コースティクス)も、よく見かける自然な光になりました。
Shade 操作
レンダリング メニュー>レンダリング設定(E)
大域照明 タブ>フォトンマッピング 欄>コースティクス
>10 にする 



▲間接光の明るさ でコースティクスの明るさを設定できる

興味深い 3 コースティクスの明るさ設定

 下記のように設定すると、より魅力的に輝かしく(かがやかしく)なりました。
Shade 操作
レンダリング メニュー>レンダリング設定(E)
大域照明 タブ>最下部>間接光の明るさ
>2 にする 



▲クリスタルみたい

興味深い 4 光の色を変更 + 画像を大きく。

 下記のように設定すると、より美しく幻想的になりました。
(※このほか、青ではなく黄色でも綺麗です)
 また画像を大きくするだけで、見映え(みばえ)が良くなりました。
Shade 操作
統合パレット光源 タブ>地球儀の上のほうにあるカラーボックス>ごく薄い青にする
Shade 操作
レンダリング メニュー>レンダリング設定(E)
イメージ タブ>解像度 欄>プリセット:
プルダウンメニュー>1024 x 768 (XGA) にする 






▲パストレーシング

興味深い 5 パストレーシングにする

 仕上げです。

 レイトレーシングによる細かな荒さが、パストレーシングで丁寧になりました。
 立方体の一部の光の筋がきちんと描かれていることと、微妙にきれいな気がします。
Shade 操作
レンダリング メニュー>レンダリング設定(E)
手法: プルダウンメニュー>パストレーシング 選ぶ 
 使用したパソコンは、
  • ノートパソコン
  • core i5/2.3GHz/4GBメモリ
  • Intel HD Graphics 3000(オンボードVGA)
 というスペックで、描画時間は27分44秒でした。
 かなりかかっています。
 パストレーシングにする前のレイトレーシングの各例ではだいたい1分以内でした。
 Shadeが推奨するグラボを使えば、ずっと早くなると思います。
 たとえばこれ。新しい画面で開く:Quadro x Shade

 

 Shadeはなかなか難しいソフトですが、ゆっくりと地道に勉強しましょう。
 私も最初の数か月はごく簡単な形しか作れませんでしたから。


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