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絵を描くには その5

美少女・美男子を描こうとすることと、個性を描こうとすることのちがい

私のメモなので、一部読みづらくなっています。

17/06/26(月) 21:56:28

ある人が好ましく見えて、イラストにしたら…と考えた。
しかし、ただ美しく描く方法では描けないと思った。
その人は美人には違いないが、ただ美人というわけではなく、
見た目のいろいろな部分と、その人の行動についても、いろいろな要素が複合して
人々に「好ましい」と思わせているからだ。
単なる美人ではないので、ただ美しく描く(美少女・美男子を描く)方法では描けない。

***

2つの描き方がある。
個性>美
美は個性の要素の1つである。
その人の個性の条件の一つとしての美
その個人を描くために、美は必要不可欠である。
美>個性
まず美しいものを描こうという動機で始まる絵
美しくあれば、個性は青でも赤でも何でもいい。

あなたが好ましいと思うその人を描こうとする際、ただ美しく描く方法では表現できない。

ただただ美しい美少女・美男子を描くこと。(簡単)
個性を描くこと。(難しい)

美を個性の条件の1つへと、位置づけを変える。

好ましい人というのは、見た目だけじゃない。
声、優しい感じ、などなどいろいろなものが複合して「好ましい」と感じさせる。
美しさとはまた違う、人の魅力である。

ゲームの中にそういう描き方でキャラを描くと、
プレイヤーが突然、「あっこの人好きー」と言うかもしれない。

作品の中で愛という言葉を使わずに愛を表現することが求められている。
青の色鉛筆を使わずに、黒だけで青を感じさせる絵を描く。

このキャラは優しい、と作品中で発言するのではなく、
このキャラは優しいな、と作品中で視聴者に感じさせる。

ドラクエのローラ姫を考える。
半年の間、洞窟の牢屋に幽閉されていた。
そんなローラ姫に個性を持たせることを考える。

半年の間牢屋にいたということは、見た目は薄汚れているに違いない。
半年もの間食事はどうしていたのか?
門番のドラゴンが何か食べ物を持ってきてくれていたのかもしれない。
だとすれば、姫とドラゴンは仲良しになっていたのかもしれない。
そんなドラゴンを勇者は倒してしまうのだ。
姫にとっては、牢屋から出たい気持ちもあるが、ドラゴンを倒してしまうとはうしろめたい。
「竜を倒してしまったのですか?」
そういってローラ姫は涙を流した。
助け出したときの姫は薄汚れていたが、城に帰って汚れを落とすと大変な美人になり、見違えた。
エンディングにて
「あの洞窟へ行きたいのです」
洞窟へ行きますか? はい/いいえ
いいえ 「そんな、ひどい」
はい
「あなたが倒した竜は私が幽閉されている間、私が逃げないようにする門番をしていましたが」
「どうじに半年の間、私に食事を用意してくれて」
「言葉は通じないけど、少し仲良くなっていたんです」
勇者とローラ姫は竜の遺骨を集めて墓を作り、弔った(とむらった)。

このエピソードで優しい人柄を感じられるかどうかはわからない。
助け出したときに不明の涙を流したのなら、それ以降プレイヤーは
王座の横に座るローラ姫のキャラクタードット絵を見るたびに、奥深さを感じるかもしれない。
「この姫はどういう人なのか?」

ともかく、ただ美人を描けば良いという方法でキャラを描くよりも、
見た目は美人でなくても、平凡や不細工であっても、その中に多少の(見た目の)美貌があり、
なおかつ、優しさを感じさせるようなエピソードを創ることができれば、
ただの美人よりも良いキャラになるだろうし、そういう描き方なら日ごろのキャライラストの内容もぐっと魅力的になるだろう。
(実際そういう描き方をしたことはあまりないので、本当にキャライラストが魅力的になるかどうかはわかりません)
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